高麗時代にタイムスリップしたヒロインが8人の皇子たちと繰り広げる恋の行方を描いた中国の女性ベストセラー作家の小説「歩歩驚心」をテレビドラマ化した本作。
今をときめく俳優が勢揃いし話題となった「麗〜花萌ゆる8人の皇子達〜」の感想・レビューです。
概要とあらすじ
- タイトル:「月の恋人驚心:麗」
- 脚本制作:キム・ギュテ、チャ・ユニョン
- キャスト:イ・ジュンギ、IU、カン・ハヌル、ナム・ジュヒョク、ベクヒョン(EXO)
- 放送局:SBS
- 韓国初回放送:2016年8月29日
- 全20話
あらすじ
ある日、化粧品販売員のコ・ハジン(IU)は湖に溺れた子供を助けようとして溺れてしまう。目を覚ますとそこは高麗時代。コ・ハジンの魂は少女ヘ・スの体で目覚め、高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で生活を送ることになる。そこで出会ったのは8人の美しい皇子たち。優しい第8皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)と惹かれ合う一方、冷徹な第4皇子ワン・ソ(イ・ジュンギ)に幾度となく危機を救われたへ・スはワン・ソの素顔に触れ次第に距離を縮め始めた矢先、彼が後の第4代皇帝光宗だと知ってしまう。へ・スの恋は歴史を変えてしまうのか。<ドラマ公式サイトから抜粋>
主な登場人物
- ヘ・ス(IU):現代から突如舞い降りた宮女。活発な女の子。
- ワン・ソ(イ・ジュンギ):高麗第4皇子で高麗第4代王。顔に傷があり愛を与えられず孤独な皇子。
- ワン・ウク(カン・ハヌル):高麗第8皇子。知的で温厚。
- ペガ(ナム・ジュヒョク):高麗第13皇子。王権に興味なく自由に生きる芸術家。
- ワン・ジョン(ジス):高麗第14皇子。武道に秀でた末っ子。
- ワン・ウン(ベクヒョン):第10皇子。わんぱくで無邪気。
観た感想
とにかく可愛いとかっこいいの連鎖でした。
とにかく主人公ヘ・スを演じるチマチョゴリを着たIUが可愛い。
そしてとにかくイケメン揃い。
作品に登場する8人の皇子が一人一人魅力的で女子が憧れる男子そのものでしかもみんなイケメンで、しかも主人公へ・スが何事も一生懸命で愛嬌もあって本当に魅力的な女性で、皇子達に可愛がられ大切にされているというハーレムな展開。
そんな中、皇子たちと恋をして、慕われて、または親友になったりしていくという夢見たいな設定に、胸キュンシーンはなんども繰り返してしまうくらいの破壊力でした。
しかし、物語は後半にいくにつれてどんどん壮絶なストーリーになっていって、ラブコメと思いきやしっかり時代劇で、涙なしには観られない展開になっていって、、
王座を巡って皇子たちに王権争いが起き、様々な戦いが起こってしまいます。
そんななか、主人公ヘ・スはどのように乗り越えていくのか、
正直こうも急に平和が壊れるのかと観ていてびっくりしてしまったくらい観ていられないほどの残酷な展開に、胸キュンあり、と思いきや残酷からの号泣、感情がたくさん溢れてくる非常に見応えのある作品でした!
このドラマの見所
様々なタイプのイケメンと豪華キャスト
このドラマでは8人のそれぞれ違った皇子たちが登場します。
これが一人一人魅力的で、ツンデレでクール、知的で温厚、また癒し系や子犬系などなど、少女漫画の相手役で絶対に出てくるであろう女子憧れの様々な皇子が登場します。
しかも、そんな役を今人気の豪華俳優陣が演じています。
アクション俳優として人気のイ・ジュンギ。演技派俳優のカン・ハヌル。若手の人気俳優のナム・ジュヒョクやジス。またK-POPの帝王EXOのベクヒョンまで。
豪華なイケメン俳優達が勢揃い。
そんなイケメン皇子たちとはたまた超絶美女のIU演じるヘ・スとの掛け合いはどのシーンをみても絵に書いたような美しさで、胸キュン満載です。
”中毒性のあるアトラクションのようなストーリー展開”
このドラマには何度も観たくなるような中毒性があります。
あまり、同じドラマを何回も観ない私ですら3回は観ました!
ヘ・スという突如タイムスリップしてしまった主人公が皇子達が惹かれるのがわかるなっていうくらい強くて、意思がしっかりしている魅力的な女性で大好きになるし、そんなへ・スを見守っていく皇子達との胸キュンシーンが本当に、恋に落ちてしまったような感覚になるくらいキュンキュンが止まらなくて、そんなシーンを何回も巻き戻して観たりしてしまいます。
しかし、後半。物語はどんどん暗くなっていって、平和だったヘ・スと皇子達は時代に翻弄されて、どんどん残酷な展開になっていきます。
前半でキャラクター一人一人を好きになった視聴者は後半の皇子達とヘ・スに感情移入してしまい、涙がとまりません。
前半と後半の差が激しすぎて、それにつれて感情の上げ下げも激しくて、いろんな感情が溢れてきて、ドラマのストーリーにそって、観ている側もハッピーになったり、落ち込んだりして、このドラマを観ているとアトラクションに乗っているような気持ちになる
そこがこのドラマに中毒性があるといわれる所であると思います。
時代劇の良さとラブコメとしての良さ
このドラマは
「恋愛模様を描き、ふんだんに胸キュンシーンがつみこまれ、幸せな気持ちになる」
というのと
「時代劇特有の時代の流れに翻弄されていき、この時代に生きる辛さを実感し、辛く悲しい気持ちになる」
このラブコメの良さと時代劇の良さの2つを1つのドラマに兼ね備えているというのが何より一番の魅力であると思います。
1つのドラマにラブコメ要素と時代劇要素をここまでも最大限に表現したドラマはないんじゃないかと思っています。
また、主人公が現代からタイムスリップしてきたという設定もファンタジー要素が入り込んでいてより一層内容も面白くなっています。
まとめ
韓国ドラマの良さがたくさん詰め込まれたこの作品。
これを観たら誰しもがハマってしまうと思います!ぜひ観てください。
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